H.I.S. 清國さん 2010/11/25

2010/12/08 4:52 に junichiro inutsuka が投稿   [ 2010/12/11 1:50 に更新しました ]

株式会社エイチ・アイ・エス経営企画室室長の清國さんに、1980年創業(株式会社インターナショナルツアーズ90年社名変更)から今日に至るH.I.S.の発展史をたどりながら、海外旅行商品の企画と販売についてお話しいただきました。海外個人自由旅行がポピュラーなものとなる、日本人にとっての海外旅行のイメージの変化そのものが、H.I.S.の事業展開の歴史と重なるものであったことが分かります。世界に飛び出し、いろんなものを見、様々な人に出会いたいという若者をサポートしようと、ビルの一室に机を置いてはじまった小さな事業が、本当に日本の旅の変革につながり、現在は海外に100の拠点を展開するようにまで成長してきたわけです。

さて、海外の現地情報も乏しく安いチケットも手に入りにくかった当初と、現在の状況は大きく様変わりしました。言い換えれば、事業を始めたときのニッチの条件が、市場拡大、経営環境変化によって自社に有利なものとはいえなくなってきたのです。成長したベンチャーが直面する、一般的な課題の一つといえるのかもしれません。価格、情報に競争力がなくなった時代にどうするのか。

清國さんはそれを、H.I.S.を守る人事の課題として応えられました。H.I.S.は創業期から、担当者制を特徴としてきたのです。旅行者の旅を、一人の担当者が最初から最後まで対応する、そして次の旅につなげるという人のサービスを軸としたやり方。コンサルティングによるリピーター獲得へ、という事業づくりです。

エアーやホテルが決まっても、実際の旅の経験そのものは人それぞれ、もともと旅はかたちのない商品だから、一人ひとりの旅行者の具体的な旅をつくりあげるお手伝いということです。

大衆化による拡大、法人営業やインバウンド(海外から国内への旅行者誘致)への展開など、H.I.S.の市場と商品は多種に拡大してゆきますが、その核を人に起き続けようということですね。

あらためて、清國さんが最初に話された、旅行は平和産業である、ということの意味をもう一度考え直してみたくなりました。

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