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犬塚 潤一郎

メディアの持つ意味を、哲学の技術と社会的な実践から探求してゆきたいと考えています。
経営組織の構造、社会構造について、メディア学の対象として考えてきましたが、特に近年は、エコの問題をメディア構造によって捉え直すことに取り組んでいます。
地球環境と人間存在との相互関係を、存在論的、倫理的、実践的に探求することです。

環境社会を問うために
  • 公開講義: ピーエス三菱の環境への取り組み 株式会社ピーエス三菱は、プレストレスト・コンクリートによる橋梁や公共施設建設を得意とするピーエス社と、ゼネコンの三菱建設との合弁による、三菱グループの建設会社です。 講義ではまず、久保常務から、ゼネコンという言葉の意味や、プレストレスト・コンクリートの技術、そして国内外に展開されてきたPS三菱の業績紹介が行われました。特に、コロラド川に架けられたコンクリートアーチ橋(2010年)は、フーバーダムの正面に位置し、アメリカ合衆国の歴史的風景を新たにするものとして印象に残るものでした。 次に、杉本土木本部リーダーから、土壌汚染対策(化学物質、重金属、農薬)の技術、震災復興への計画、放射性物質除染技術など ...
    投稿: 2012/07/28 23:50、junichiro inutsuka
  • 公開セミナー:電気自動車の今 これから  三菱自動車工業株式会社 益子社長をお迎えして、「環境社会を考える」セミナーを開催しました。 電気自動車は、環境社会づくりのためのキーテクノロジーのひとつです。学生たちからの研究発表プレゼンテーションに続き、益子社長から、新しい社会づくりに向けた企業の取り組みについてお話しいただきました。   益子社長のご来学に際して、電気自動車、i-MiEVとMINICAB-MiEVも大学へお持ちいただきました。MINICAB-MiEVは商用車。輸送によって成り立つ都市生活の今後を考えれば、とても重要な存在です。i-MiEVとあわせて早速試乗させていただきました。
    投稿: 2012/02/03 2:35、junichiro inutsuka
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企業・産業活動を通じて考える、これからの社会
  • 東京ガス CSR室 室長 中塚千恵さん 2011年度11月期  東京ガス株式会社広報部CAR室室長、中塚千恵さんに、東京ガスグループCSR報告書(「CSR・会社案内2011」)をもとに、CSR報告書を“つくる”ことについてお話しいただきました。報告書の構成、技術的な内容解説とともに、中塚さんが特に強調されていたのは、単にデータを提示することではなくそれがどういう意味を持つのかを明らかにすること、どのような関係作りに結びつくものであるのかを考えることです。 環境や安全への対応の事実、それを正確に伝えることは当然必要です。しかしそれだけでなく、事実を示す情報が意味を持つものとなるように、つまり企業活動と社会とをよりよいものへと進めるために、それを伝え表現する工夫に心を砕こうということです ...
    投稿: 2011/12/22 1:52、junichiro inutsuka
  • サンマルコ 丸子社長 2011年12月7日  サンマルコ株式会社 丸子勝基社長にお越しいただき、創業することの苦労と面白さについてお話しいただきました。サンマルコは、住友スリーエム株式会社に長く勤務された丸子さんが、同社の販売特約店として起業された会社です。3Mの窓用フィルムの施工と販売を手がけられています。 同社はただ、大会社の製品を取り扱っているだけではありません。その製品をより社会で役立ち受け入れられるように、商品として作り直し、新しい事業形態を作り上げている会社です。どうやったら事業としてうまくいくのか。丸子さんの創意と工夫、事業作りの情熱は、単にスタートアップ企業の苦労話ではなく、今日ではどのような規模の会社であろうとも必要な、事業を担当する人にとって大切なことを象徴しています ...
    投稿: 2011/12/21 5:12、junichiro inutsuka
  • 日本ロレアル 安尾美由紀さん 2011年11月30日  安尾さんは、フランスに本社を持つ化粧品メーカー、日本ロレアル株式会社のプロフェッショナル プロダクツ事業本部で、広報本部 部長を務められるすてきな女性です。  化粧品会社は、広告業界では中心的な存在ですが、安尾さんの担当されるのは広報です。つまり、商品の宣伝をするのではなく、その商品を受け入れることのできる価値観を、社会の中で育ててゆくお仕事です。広告は、その商品をほしい人、関心のある人には必要な、そして多くの場合楽しめる情報ですが、ほしいとは思わない人、関心のない人にとっては不用な、時として迷惑なものです。広報はそのような、人々が社会で共有している、いろいろな意味と価値の体系に関わってゆくものです。 ...
    投稿: 2011/12/21 4:44、junichiro inutsuka
  • マイフロンティア 増田裕介社長 2011年11月16日  株式会社マイフロンティアは、大学受験予備校、増田塾を展開するベンチャー企業です。増田裕介社長は、学生時代に本事業を構想、起業されました。 学生時代には企業経営者の先輩方を数多く訪問し、起業するとはどういうことか、経営には何が大切か、意見やアドバイスを受けながら事業構想や経営についての考え方を自分の中で育ててこられたそうです。 財務的な意味では何もないところから、新しい事業を興してゆくこと。意欲だけでなく、そのための技術的手法や経営ノウハウなども、具体的にそこから引き出せるような、構造的な講義をしていただきました。社会の変動期を迎え、誰もがベンチャー精神を持って社会に向かうことが求められている時代です ...
    投稿: 2011/12/21 4:49、junichiro inutsuka
  • C.A.MOBILE 木村さん 2011年10-11月期  株式会社シーエー・モバイル、執行役員 人事グループ担当の木村健人さんに、5週連続でゼミナール型式の授業をご担当いただきました。木村さんは、三菱総合研究所のコンサルティング部門に約11年間ご勤務の後、大手企業を対象とした人事・人材開発のコンサル、外資系企業の人材開発業務をご経験された後、現在はシーエー・モバイル社にて人事担当役員を務められています。シーエー・モバイル社のサイトにリンクしています。www.camobile.com  シーエー・モバイル社は、代表的なIT企業のひとつであるサーバー・エージェント社の関連会社で、携帯電話やスマート・フォンをベースにした、広告・物販・コンテンツ開発を行っている企業です ...
    投稿: 2011/12/21 4:47、junichiro inutsuka
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最近想うこと

エコ学への取り組み

  • OpenCampus:文化として学ぶエコ 文化・社会をメディア的構造において捉えるという研究スタンスを、近年は地球環境問題に向けている。環境問題の事実としての側面は自然科学的な対象であるが、それへの対処の面では人間活動・人間社会を問う問題である。その問題構造そのものの探求に、研究の方向を向けるようになってきたのだ。ベルクさんが、文化構造を問う風土学から環境倫理を導き出して見せたことを、遅れながら追っているようだ。そんな気持ちから、模擬授業に訪れてくれた高校生とお母さん方に、エコの話をさせてもらったのだが、面白いと受け止めてもらえたことが本当にこころづよい。深く思索することなしに行動が意義づけられない時代なのである。軽薄な大衆社会感に紛れている余裕は ...
    投稿: 2010/07/24 14:46、junichiro inutsuka
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授業から

  • twitterと授業 生活文化史の授業でtwitterの利用を試みてみたが、その可能性とともに、あらためて、ネットの現状の暗さを感じてしまう。 およそまともに論じることができるだけのスケールを備えないtwitterには何の魅力も感じなかった僕に、その可能性を知らせてくれたのは、前年、学科のシンポジウムに参加していただいた安斎利洋さんと中村理恵子さんだった。その後お二人と、断片的な言葉がつながりの中でコンテクストをつくりだしてゆく遊びを楽しんでみたが、日頃日本語・日本文化の構造を論じながら、日本語の論理の可能性をあらためてお二人に指摘されるように思えたものである。その会に参加していた学生達が、自然にその断片的言葉のつながりを紡いでいたのを見て ...
    投稿: 2010/07/24 14:23、junichiro inutsuka
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読書断片

一般言語学の諸問題, バンヴェニスト

  • 16.代名詞の性質 代名詞の問題は、ことばlangageの問題であると同時に言語langueの問題であること、いなむしろそれがまずことばの問題であるからこそ、はじめて言語の問題でもあるのだ・・・代名詞はことばの記号である・・・人称代名詞をわたし、あなた、かれという三つの用語を含むものとする通常の定義そのものが、まさに人称の概念を破壊していることを知らねばならない。人称はただわたし/あなたにのみ固有のものであって、かれの中にはかけているのである。   p234わたしの分析長大な言語のテキスト-たとえば科学論文-で、わたしもあなたもただの一度も現れないものを想像することは可能である。だが反対に、短い話されたテキストで ...
    投稿: 2010/07/24 12:50、junichiro inutsuka
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物象化論の構図, 廣松渉

  • (a) 情報的世界の二重性, 二 歴史的世界の存在構造, III 歴史的世界の物象化論 情報的世界情報によって伝達される世界は、眼前に開けている“現実”の世界と殆んど同様に、私どもの意識、いな、心理・生理的な機構に直接的な影響を及ぼし、しかるべき反応を誘発します。この限りで、情報的世界はいわゆる“物的な世界”と同様な実在性を持つということができます。私どもに如実に開けている世界、すなわち、私どもの“心理的・生理的な”営みに直接的な規定的影響を及ぼしているところの、そして私どもがそれに対して対象的・実践的に関わっているところの世界は、或る意味では、殆んどもっぱら情報化された世界である、・・・“なま”の世界はむしろほんの一部にすぎない、と申しても過言でないように思われます。   p219 ...
    投稿: 2010/07/24 13:18、junichiro inutsuka
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卒業論文について

2010/07/24 12:13 に 2010 seibunsite が投稿   [ 2010/07/24 12:14 に junichiro inutsuka さんが更新しました ]

当ゼミでは、卒業論文・研究に取り組む4年生に対して、自分の関心や興味を持つテーマからはじめるのではなくて、自分がこれまで学んできた、あるいはしっかりと身につけたいと考えている、「方法」を明らかにすることからはじめるように指導しています。関心やテーマはその時々で変わること、またそこに自由もあると考えています。一方、何を研究対象にするにしても、それをどのように取り上げるのか(自分の視点)ということについての意識こそが、その人の個性と力に結びつくものと思います。論文に取り組む過程を通して、「方法」についての自分なりの完成を目指すとすれば、題材は何でもいいのですが、自分の関心や興味のあるテーマを選ぶことにすれば、必然的に待ち受ける研究の困難に対しても、努力するエネルギーがそれだけ自然に得られるものでしょう、とそのように考えて研究計画を立てるようにアドバイスしています。例年、論文題目はバラエティに富んでいますし、内容も執筆者の個性を強くうかがわせるものが多いのですが、取り組む方法は概してオーソドックスなものです。

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